• ホーム
  • 高血圧と関係がある?糖尿病とは

高血圧と関係がある?糖尿病とは

高血圧とともに日本人の生活習慣病となっているのが糖尿病です。
糖尿病はその予備軍まで含めると2200万人以上いるとも推計されています。
どちらの病気も体調の変化に気が付きにくいという点で似通っていて、同時に進行していることも多い病気です。
実は糖尿病は高血圧の患者さんが合併症として引き起こしやすい病気のひとつでもあるのです。
高血圧には原因となる病気が見当たらない本態性高血圧と原因となる病気がはっきりしている2次性高血圧の2種類があります。
このうち2次性の原因ともなるのが糖尿病です。
糖尿病の主な症状は血糖値の上昇です。
人間は血液中のブドウ糖の濃度が高くなると膵臓からインスリンを分泌してこれを抑えるようになるのですが、このインスリンがうまく出なくなってしまうのが糖尿病です。
それだけでは特に痛くもかゆくもないので変化が分かりにくいというのは、高血圧と似ています。
この糖尿病になると高血圧になりやすいのです。
その原因は3つ考えられています。
ひとつは一時的に過剰分泌されたインスリンが腎臓を刺激して血流量を増やし、これが血圧上昇に繋がるパターンです。
2つめは、糖尿病になることによって、血圧を上昇させるホルモンに敏感な体質に変化してしまい、ちょっとの反応でもすぐに血圧が上がるということです。
そして3つめが血糖値の上昇によって毒性のある活性酸素が増える事です。
この活性酸素を中和するために体内の一酸化炭素が使われるのですが、一酸化炭素には血管を広げて血圧を下げる効果もあるのです。
つまり一酸化炭素が体内から減ると血圧を下げる効果が薄れて、結果的に高血圧になってしまうのです。
この2つの病気にはその原因として共通する生活習慣が挙げられます。
例えば肥満、ストレス、飲酒や喫煙に運動不足などです。
高血圧の合併症として糖尿病がある場合には、両方のお薬を飲みながら生活習慣を改善させる事が両方の病気に対しての治療に効果があると考えられます。

糖尿病が悪化すると何故目や足に障害が出るか

糖尿病はその初期においては自覚症状が全くないのが特徴的な慢性病ですが、その間にも体の中では病気は進行しています。
そしてその進行が体調の変化となって現れた時には、かなり糖尿病が進んでしまっている状態になっています。
まず前述のように高血圧を合併症として併発している場合があります。
高血圧と糖尿病はどちらも血管を痛めます。
具体的には動脈硬化を進行させてしまいます。
この動脈硬化が目の中の網膜という場所で起こると、やがて出血を起こしてその血液成分が沈着して白い斑点が出来ます。
これが多発していく過程で目が見えにくくなり、さらに症状が進行すると網膜表面の血管が完全に塞がって血液が行きわたらなくなります。
この状況を打開するように体は新しい毛細血管を生やしていくのですが、この血管は極めて破れやすく、合併症として高血圧があると簡単に破れてしまいます。
この血管の増殖と出血が網膜剥離を誘発して視力を失ってしまうのです。
糖尿病による失明は成人失明原因の第二位という恐ろしい病気なのです。
また糖尿病でよく知られている症状として足の壊疽があります。
糖尿病では高血糖によって末梢神経と自律神経が侵されやすいのですが、このうち末梢神経が足先の感覚機能を受け持っているのです。
この末梢神経にダメージがあると、人によってはチクチクとした痛みから激しい痛みを感じるようになる場合と、逆に感覚がなくなっていく場合があります。
どちらも大きな問題がありますが、更に問題なのは足の感覚が鈍化するためにケガをしても気が付きにくいということです。
傷を負っても痛みを感じないので放置してしまい、細菌が入り込んで足の細胞が死んでしまう壊疽を起こしてしまうのです。
早めに治療すれば回復させることが出来ますが、最悪の場合には足を切断してしまわなければなりません。
感覚がない分、普段から清潔にして傷がないかチェックを怠らないようにすることが大事です。